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  3. 20150322号 タイトル:「自分に合った仕事とは?」

梅の花が終わりかけているそのそばで、桜の花が綻び始めました。いよいよ春本 番です。山々の木々にも色々な花が咲いています。この時期にちょっと癖のある 香りのする木があります。その匂いを嗅いだことのある人は多いのではないかと 思いますが、その匂いの主はあまり知られていません。

その名も「ヒサカキ」という木です。そのうすいベージュ色をした5ミリ程度の小さな花が枝に沿って房のように咲いています。しかも葉の裏側に咲いているので目立ちません。

子どもの頃はよく実家の近くにあった小山に友達と登っては遊んでいましたが、こ の匂いは今時期になると香り出していました。いい匂いとは言えないかも知れませ んが、私の原風景と結びついた懐かしい匂いです。。


★ヒサカキの花  天拝山の中腹にて撮影


若い人たちの就職活動は毎年大変です。今年は就職内定率が上がったそうですね。 就職の決まった人たちは一安心ですね。4月からいよいよ社会人として頑張ってほし いものです。

そのような中で、次のようなデータがあります。平成22年3月に卒業した若者たちの 3年後の離職率のデータです。中卒が62%、高卒39%、大卒31%と、せっかく就 職したのに、短い期間で結構な比率で離職している人が多くいるのです。その理由 の一つに「自分に合った仕事ではなかった」という点があります。

「自分に合った仕事」とはどういうものでしょうか。インターネットで「自分に合った仕 事」で検索すると、多くの情報が閲覧出来ます。でも、それらの多くはキャリアカウン セリングなどを生業とする企業のサイトで、「仕事の見つけ方」が記載してあるだけ。 「自分に合った仕事」とはどういうものかについて述べてはいません。

私は大学院で都市交通の研究をしようと思っていましたが、急遽、実家の都合で就 職しなければならなくなりました。選り好みしている余裕は無く、雇ってくれればどこ でもいいと思い就職しました。

就職先は流通業だったので、入社当初は店頭に立って接客販売が仕事でした。仕 事に熱心に取り組み、結果を出すことしか考えませんでした。お客様が喜ばれるの を見るのが楽しくて、私の喜びでもありました。

やがて、商品の仕入や企画を任されたり、大きなプロジェクトにも参加するようにな りました。責任が重くなった分、やり甲斐は増しましたが、そのストレスは大きく、胃 と十二指腸に潰瘍が出来たりしました。それでも歯を食いしばって頑張りました。そ の当時はとにかく目の前の仕事を必死でこなすだけでした。満足感や達成感などを 味わう余裕すらありませんでした。

そして家族が病気になり、その介護のためにその仕事を辞めなければならなりまし た。介護をしながら、「自分は何のために働いてきたのか」「本当に自分に相応しい 仕事だったのか」など自問自答していました。

五十歳を目前にした就職活動は困難を極め、なかなか思うような仕事は見つかり ません。このときは「自分に合った仕事」は自分の暮らしが成り立つような収入や待 遇が得られるものであり、本当に自分がしたいという仕事でなければならないと思っ てはいませんでした。とにかく必死でした。

あれから十数年近くたった今も色々な仕事をしながら暮らしています。今更のように 思うのは、「自分に合った仕事」とは何だろうと。今の仕事は私に合っているのだろう か。それとも、もっと私に相応しいものがあるのだろうか。

仕事をしていれば満足感もあれば挫折感もあります。思い通りにいかないことも多 々あります。でも、長い間その仕事と付き合っていると、その中に自分が活かされ ている世界が見えてくるものではないでしょうか。

今の仕事の中に、以前の仕事の経験が活かされている。ハードな仕事で、ストレス も多く、「自分に合っている仕事」とはとても思えなかった仕事が、今の自分を支えて くれている。そう思うと、どんな仕事でも真摯に向き合っていくことで、「自分に合った」 と思える部分を見出していけるものだと思います。

「自分に合った仕事」というのはどこかに存在しているのではなく、結果的にそう思 えるものとして存在しているものなのかも知れません。

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※季刊誌「アリヤ」に「本当に大切なもの」エッセイを連載していますが、このエッセ イは第22号にという掲載されたものを加筆したものです。毎号、障がい者施設で働 く人たちの様子やそこで創られるものなどを丁寧に紹介しています。是非一度読ん でみて下さい。→http://arinoie.com/



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★★★★★  受講生募集のご案内   ★★★★★

@不登校講座(第5期生)受講生募集

【この講座は不登校や不登校傾向のある児童生徒の保護者のための講座です】

5月16日(土)から「不登校講座」(5期)が開講します。毎回2時間半で計5回で修了になります。不登校の正しい理解についての講や不登校体験者の体験談発表、進路についての情報提供などが行なわれます。とても参考になると好評を頂いています。
今回で第5期の募集になります。定員が15名ですので、お早目にお申込み下さい。

●講師:長阿彌幹生(教育文化研究所代表・不登校サポートネット代表)
●開催日:5月16日,5月30日,6月13日,6月27日,7月11日いずれも土曜日10:00-12:30
■開催場所:不登校サポートネット 研修室 (福岡市博多区奈良屋町2−6)
※西鉄バス停:蔵本バス停下車徒歩3分(天神郵便局前から4つ目のバス停)
■参加費:各回2000円(※初回のみ2500円・資料代込み)
■お申込み:お名前(フリガナ)・住所・連絡先電話・メールアドレス・お子様の状況を 簡単に記して以下のFAXか、もしくはメールアドレスの「不登校サポートネット講座 係」宛てお申込み下さい。@TEL092-283-8815 Aメールinfo@futokosien-net.main.jp
■お問合せ:不登校サポートネット TEL092-283-8815 (※土日祝のぞく平日10:00-15:00)
■主催:不登校サポートネット 後援:福岡市教育委員会(予定)


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Aちくしの文化講座「コミュニケーションの“ツボ”教えます」受講生募集

5月12日(火)から開講します。毎回14:00−16:00の2時間。計4回で修了になります。コミュニケーションについての知識だけでなく、日常生活の中の具体的事例の中からコミュニケーションの“ツボ”を紹介し、すぐに役立つ講座です。コミュニケーションが円滑になれば、毎日が楽しくなります。これこそ幸せそのもですね。

諸h不登校の正しい理解についての講や不登校体験者の体験談発表、進路 についての情報提供などが行なわれます。とても参考になると好評を頂いています。
今回で第5期の募集になります。定員が15名ですので、お早目にお申込み下さい。

●主催:筑紫野市生涯学習課
●講師:長阿彌幹生(教育文化研究所代表・不登校サポートネット代表)
●開催日:5月12日,5月26日,6月9日,6月23日,いずれも火曜日14:00-16:00
■開催場所:筑紫野市パープルプラザ研修室 (筑紫野市二日市南1−9−3)
※JR二日市駅下車徒歩10分
■参加費等詳しいことは以下にお問い合わせください。
 筑紫野市生涯学習課 092-918-3535(担当:堤田さん)


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教育文化研究所
〒818-0061福岡県筑紫野市紫2-7-21-801
電話 092-923-9339