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  3. 20171021号 タイトル:「君は何をしたいのか?」

10月の初めに北海道に講演旅行に行ってきました。講演を準備して下さった方 や講演会に参加された方々など、感謝でいっぱいの講演旅行となりました。

講演の他に知床半島の最高峰羅臼岳1661mに登りたいなあと思って登山靴も 用意しました。しかし、羅臼岳頂上は雪に覆われていて、冬山の装備でなければ 登れそうにありませんでしたので、知床半島にある羅臼湖トレイルというコースを 4時間ほどかけて歩いてみました。

湖まではヒグマの多い場所をクマザサをかき分けて進んでいきます。北海道を訪 れているときにヒグマに襲われて人が亡くなっていましたので、熊よけの鈴なども 鳴らしながら、細心の注意を払いながらのトレッキングでした。

あまり人が立ち入らない所だからこそ、太古からの自然が残されていて、その大 きな深い懐に抱擁されている感じがしました。空の青さは知床ブルーと呼びたくな るくらいに透明で鮮やかでした。そのブルーに紅葉が一際引き立っていて、北海 道の秋をたっぷり楽しむことができました。

私を静かに受入てくれたヒグマたちにも感謝ですね。


★10月4日 午前10時頃撮影 羅臼湖トレイルにて

君は何がしたいのか?

イギリスの哲学者のアラン・ワッツ(1915−1973)の言葉が見直されています。 youtube(ユーチューブ)など滅多に見ない私ですが、この映像を紹介されて思わず 「そうだよなあ」と見入ってしまいました。

彼は若者に対して「何をしたいのか?」という問いを投げかけています。お金の心 配さえなければ、アーティストやライター、スポーツマン、旅行者などの生活をした いと思う若者は多いのではないでしょうか。

しかし、お金が無ければ何も始まらない。お金があれば何でもできると思っている 若者も多いのではないでしょうか。アラン・ワッツは若者たちに「お金を得ることが 最も大事なことと思うのならば、それは人生を無駄にすることだ!」と言い切って います。

アランは好きなことをして、自分を最も表現できることをして、生きていけば良いと 言っているのです。そうすれば思いの他、何とか生きていけるものだと。君のその 姿や能力に価値を見出してくれる人、一緒にやっていく仲間などが出来て、最高 な生き方が実現すると。

私も同感です。今の私は十分な稼ぎはありません。でも、会社を辞めて、本当に したいことは何かと考えながら生きてきました。その中で自分が目指す社会が次 第にはっきりと見えてきました。それは「誰一人不幸な人のいない“なかよし社会” 」です。その社会の実現を目指すこと、それが自分のしたいことだと。

最初はこんな夢物語のような私の話を真面目に聴いて下さる方は少なかったで す。ある人は悪い宗教に染まったのではないかと心配して下さいました。しかし 同じような思いで生きている方たちもいて、共に考えるようになりました。どうした ら“なかよし”な人間関係が可能になるのか?を真面目に考えようとしている方々 から話を聴かせてくれという依頼も届くようになりました。

私の考えていること願っていることは特別なことではありません。誰もが願い、 そうなればいいなあと思っていることです。当たり前のことなのです。当たり前の ことを当たり前にしていると実現すると思っていますので難しいことはありません。

利己主義(自分だけが幸せになる)という考え方では実現しないことも明白です。 21世紀はこの利己主義を超克することを目指す世紀ではないかと思っています。 そして今世紀中に「誰一人不幸な人のいない“なかよし社会”」=戦争や紛争等 の無い世界が実現すればと思い、“なかよし”な人間関係についての活動を進め ていきたいと思います。

もうすぐ68歳の誕生日を迎えますが、アラン・ワッツの言葉を聴きながら、残され た時間を、「これは本当に私がしたいことなのか?」と自問自答しながら生きてい こうと思います。

★アラン・ワッツの「君は何がしたいのか?What do you desire?」は以下のアド レスで視聴できます。3分くらいの映像ですので、是非ご覧ください。
https://www.youtube.com/watch?v=H4pLXkzsDos

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