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  3. 20151222号 タイトル:「“在る”ものを見ていく生き方」

今年も残り10日を切りました。この一年はいかがでしたでしょうか。

今年は私にとってまた新しい一歩になりました。この年齢になって毎年“新しい一 歩”があるのかと思われるかも知れませんが、私の知っている世界や体験してき たことは、この世界のほんの一部に過ぎません。そういう意味ではまだ体験した ことのない世界、未知の世界が果てしなく拡がっていると思います。同時に深く掘 り下げていくこともまた新しい世界のように思います。

とは言え、自分の実力もありますので身の程を知った上でその一歩を踏み出そう と思います。自分の進む方向を確かめながら、一歩ずつ確実に進んでいきたいで す。そういう意味でも、終えるもの、休止して様子をみるもの、継続して発展させる もの、熟考して掘り下げるもの等々、状況に合わせて進んでいこうと思っています。 来年もどんな年になるのかとても楽しみにしています。こんな気持ちで新年を迎え られるのは、皆さんの支援や協力があったからです。心から御礼申し上げます。 来年もよろしくお願い致します。


★デンマーク研修ツアー2015にて
ヘルシンゴーの岸壁に展示してある漂流物(かご、バケツ、清掃用具、ビニールシートなど)を使った魚のオブジェです。地球環境を守ろうというメッセージが伝わってきます。 (2015.11.20撮影)

“在る”ものを見ていく生き方

今までに不安でたまらなくなることがしばしばありました。たとえば任されている仕事が 上手くいかなかったらとか、病気になって床に臥せたままになったらどうしようかなど、 そうなってもいないのに心配になっていました。今から考える「なんでそんなことを思う のか」が不思議でたまりませんが、四十代の半ばまでは不安が心を覆ってしまうこと がありました。

どうしてそうなったのでしょうか。今の私とその頃の私の違いは何なのかを考えてみま した。今の私にはそのような不安がありません。「失敗したら」とか「病気になったら」と いうことを」考えることはありますが不安にはなりません。何故なら、第一に今は失敗し ていないし、病気にもなっていないからです。第二には、そうならないように最善を尽く そうと思っているからです。第三には、もしそうなったらその時にまた考えようと思って いるからです。

生きていると想定外のことがよく起きます。その度に一喜一憂していたら体がもちま せん。ですから、想定外のことも起こり得るということを想定して生きていくということ を心がけています。起きて欲しくない事が起きると一瞬不安や混乱が生じますが、そ の覚悟があると、自分を見失って不安や不満、あるいは怒りに翻弄されることはない のではないでしょうか。

不安や不満などは「“無い”もの」を見ているから生じるのではないでしょうか。「お金が 無い」「時間が無い」「思いやりが無い」等々、自分が本来在って当然とか、在って欲し いと思っているにも拘わらず、それらが無い時に生じるように思います。

逆に「“在る”ものを見る」ようにしてはどうでしょうか。「愛が“在る”」「意欲が“在る”」 「命が“在る”」「友たちが“いる”」「家族が“いる”」・・・・・・・・。そうやって見ていくと、私 たちは“在る”ものに囲まれていて、私たちの生きている世界がとても豊かなことがわ かってきます。

そして、そこに“在る”ものをさらに豊かにしていこうと思うことで夢や希望が生まれて きます。詰めや希望は生きる力を全身に漲らせてくれます。不安や不満、怒りが私の 中に入り込む余地がなくなります。そんなことに構っている暇がなくなるからです。

“無い”ものは無い!起こってもいないことを、まるで必ずそうなるように思い「“無い” 病気」や「“無い”災難」に怯えて暮らすことは、たった一度も人生をつまらなくすること ではないかと思います。

私の人生も残り少なくなってきました。どこまで寿命が持つかわかりませんが、これか ら先も、“在る”ものを見ていく生き方を練習しつつ続けていこうと思っています。一緒 に練習しませんか。共に楽しく生きていきましょう。

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教育文化研究所
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