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  3. 20150815号 タイトル:「話し合うことで22世紀を拓く」

少し涼しくなってきたようです。もう真夏のような元気は太陽には残っていないのかも知れません。確かに、夏至を過ぎてもう2ヶ月が経って、日照時間も少しずつ短くなっています。暑さももう少しの辛抱ですね。皆さま、いかがお過ごしでしょうか?


★天拝山麓の武蔵寺境内にて ヒツジグサ(睡蓮)の花

話し合うことで22世紀を拓く

今日は終戦記念日でした。日本人だけでも300万人が亡くなったとされています。世界中では8000万人の人たちが犠牲になりました。その6割は女性や子ども、老人などを中心とした民間人でした。

戦争で亡くなるリスクは、軍人よりも民間人の方が高いのです。沖縄戦では避難壕に逃げ込んだ民間人を後から来た日本軍が追い出して、自分たちの命を最優先したというおぞましい事件も起きています。

私の父も学徒出陣で中国戦線に徴兵されました。そこで行われたことについては人間のすることではなかったそうです。上官の命令に背くと、死ぬような体罰が行われ、実際に気が狂った人も少なからずいたそうです。父は私に戦争は絶対に駄目だといつも語っていました。父の兄も戦死しています。

妻の父も航空母艦瑞鳳の乗って出撃中で撃沈され、生死の境をさまよった経験のある方です。制空権を握られて、まるで裸の王様状態での出撃だったそうです。多くの仲間たちが船もろとも海に沈んだそうです。今でもその時のことを思い出すと、何のための戦争だったのだろうと悔やしい思いに駆られるそうです。

多くの人々を死に追いやった戦争を二度と繰り返してはならないと思います。戦後70年間、外国に出向いて戦争をし、他の国の人を殺傷してこなかった日本への外国の評価はとても高いと聞いています。

戦争当事者間の間に入って、平和に話し合いを行うことを粘り強く訴えること、そういうことの出来る国は少ないですが、日本ならば戦後70年の実績があります。武器ではなく、対話と交渉によって、世界平和に貢献すべきではないでしょうか。

これまで20世紀まで人間の歴史は戦争の歴史でした。対立や反目の連鎖を断ち切ることが出来ませんでした。21世紀はこのような悪い連鎖を断ち切り相互の信頼関係を築きながら、話し合いながら、幸せな地球を創造していかなければならないと思います。

私たちの目の前には、地球温暖化による気候変動、貧富格差の地球規模への拡大など課題は山積みです。沈みつつある宇宙船地球号の上で、喧嘩している暇はありません。今こそ、「みんなが良くなるために」「誰一人不幸な人のいない世界の実現」ということを目的にして、真摯に話し合えば、きっと未来が見えきます。

100年後の未来に思いを馳せて、すべての人たちが、命たちが幸せになるにはどうしたら良いのかを意識しながら、自分の出来る範囲で一歩ずつ、少しずつ取り組めばきっと変わるはずです。これから共に手を繋いで知恵と心を寄せ進んで参りましょう。

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教育文化研究所
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