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  3. 20140117号 タイトル:「花が“思い出”に寄り添う」

毎年年末に、1年間やってみての総括をします。計画と実行との差がどれくらいだったのかを振り返り、確認と来年の計画に繋げるためです。その時に、1年間の結果を自己採点しています。昨年度は48の計画があったのですが、採点結果は78点でした。

ここ数年はだいたい80点前後です。私としては、満足はしていませんが納得はしています。たまには100点をとってみよう(計画と実績との差を無くす)と、4年くらい前に計画内容を意図的に80%くらいのボリュームに絞ってみました。ところが、面白いもので、その年の結果はやっぱり80点くらいにしかならなかったのです。

と言うことで、あれもしたいこれもしたいと計画を立てても、結局はやり残しなども生じますが、それくらいのものを目の前に掲げておくことで、何とか80点くらいのところまで到達できるのかも知れないと思います。「目標は高めに」というのは私には必要なことなのでしょうね。と言うことで、今 年もまた1年、頑張ってみようと思います。よろしくお願い致します。


天拝山に向かう道で民家の庭に咲く蝋梅(ロウバイ)の花〜いい匂いですね 1月17日撮影


気温はまだまだ寒い日が続いていますが、1月も半ばを過ぎると日射し自体は冬至の頃と比べると少し力強くなってきたように感じます。昨年、我家のベランダの植物たちに仲間入りしたサザンカ(山茶花)がたくさん蕾をつけて今にも咲き出しそうです。

冬は枯れ草色に包まれて彩りの無い季節のように思いますが、実は結構花々も咲いています。ロウバイ(蝋梅)の花もそうです。ツバキ(椿)よりも一足早く咲くのが、同じ椿の仲間のサザンカです。そして、ちらほらと咲き始めたのがスイセン(水仙)の花です。


スイセンの花 顔を寄せるといい香りがして、遠くから近付いてくる春を感じます。昨年の2月撮影

スイセン(水仙)の花は強くて心地よい香りを放ちます。この香りは私の祖母の思い出に繋がっています。祖母は94歳で23年前に亡くなりました。生前は華道の先生として亡くなる数年前までは元気で花を活けて暮らしていました。

私が子どもの頃までは、生け花というのは女性の嗜みとされていて、花嫁修業の一つになっていて、我家にも若い女性たちがお勤め帰りに、お花を習いに来られていました。お稽古の日はお花屋さんから沢山のお花が配達されて、水を張った大きな金盥(かなだらい)の中に立てられていました。様々な花や葉の香りが混ざり、独特な匂いになっていたことを思い出します。

祖母が90歳を過ぎた頃から認知症になり、亡くなる直前は話しかけてもよく分からない状態になっていました。私が幼かった娘たちを連れて、祖母の見舞いに行った時のことでした。お花が好きでしたので、お花屋さんで水仙の花を買い求めました。

娘たちが祖母に声を掛けても何の反応もなかったのですが、長女が水仙の香りを祖母に嗅がせてあげたいと、花束を顔のそばに寄せました。すると目はつぶったままでしたが、祖母の口元が何か言おうとして動いたのです。

声にはなっていませんでしたが、私には祖母が「す・・い・・せ・・ん・・」とつぶやいたように見えました。20歳前から90歳になるまで70年間、華道で生きてきた祖母にとって、花の香りは人生そのものだったに違いありません。混濁する意識の中で、水仙の香りは、一筋の光明のように 一瞬意識を蘇らせてくれたのかも知れません。

水仙の花を見る度に、その時の様子や優しかった祖母のことを思い出します。今年も水仙の花が咲き始めました。



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