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  3. 20130430号 タイトル:“むかつき”カレンダーとの4ヶ月

今日で4月も終わります。本当にアッと言う間です。この1ケ月間何をして過ごしていたのだろうと日記を読み返してみると、確かに色々なことがあったことがわかります。でも、日記でも付けていなければ、ぼんやりとした過去の中に埋もれていくことも多くありそうです。記憶に残るもの、忘れていくもの、無意識のうちに私は何らかの基準で分けているのでしょう。面白いですね。


★オドリコソウ(熊本にて撮影) 池の畔で撮影したので水面に映った空や雲も一緒に。

淡いピンクのオドリコソウ(踊子草)が今を盛りにと咲いています。ピンクの衣装をまとった踊り子たちが、手を拡げて舞っている様子に似ているので、この名が付いたとか・・・・・?
そう思って見ると、そのように思えてくるから不思議です。



今年になって、“むかつき”カレンダーをつけています。むかつくようなことがあった日に印を付けて、少し冷静になってから、その原因について考えるようにしています。元旦からスタートして今日で丁度4ヶ月が経過しましたが、1月9日と3月9日に怒りマークが付いています。

以前は“瞬間湯沸かし器”と呼ばれている時期もあったくらいに短気だったこともあります。一日に何度も怒りマークがコメカミに現れていました。そんな自分が、その怒りに向き合うようになったきっかけは娘たちの“不登校”でした。怒っても学校に行こうとしない。自分の思い通りにならない娘たちに腹が立って仕方がありませんでした。しかし、ムカついても何の解決にもならないことも事実でした。

そんな時に、友人から「怒っている場合ではない。娘さんたちと落ち着いて話し合うことが大事ではないか。」と強く諭されて、確かに怒っている場合ではない、そんな時間があったら冷静になって、これからを考える方が先だと思えました。大切な場面に直面しておきながら、怒りに身を任せている自分の愚かさを、この時ほどはっきり意識したことはありませんでした。

それから自分の“むかつき”=“怒り”との向き合う日々が始まりました。今から20年前のことです。何故怒るのか?最初は相手が悪い、相手の言動が私を怒らせるのだと思っていましたが、そのうち「相手の言葉や態度に怒る」のではなく、「相手の言動に“怒り”という感情で反応する自分がいることに気が付きました。

と言うのも、同じことを聴いても、私は腹が立つのに、腹の立たない人がいるのです。逆に私は腹が立たないのに、腹の立つ人がいます。相手の言葉の中に“怒り”があるのではなく、相手の言葉を“怒り”の感情を引き出すような聴き方をしている自分の中に“怒り”の元があります。

「馬鹿!」と言われて腹を立てていた私に、ある友人が「僕は馬鹿と言われても腹は立たない。」と言いました。“馬鹿”という言葉は、相手が何か不満をもっているからこそ発せられるものだから、そんな時はどんな不満があるのかを尋ねるようにしているとのこと。同じ言葉でも、それをきっかけに喧嘩にも、仲良しにもなることが出来るということを彼から教わりました。

それ以来、「怒り」や「むかつき」については、それが自分に現れる度に、何故そのように思うのかを考えてきました。一人で難しい場合は他の人に一緒になって、私の考えや考え方の癖を検べてもらいました。何度も何度も・・・・。その過程で、自分の中にある決め付けや固定観念が次々と明らかになりました。

不思議なことに、自分が執着しているものがはっきり意識出来ると、もう同じことで怒ったりムカついたりすることはなくなります。場合によっては、「怒り」が「笑い」になることもあります。自分の考えに執着することで、自分自身を怒りや不安などの悪感情で苦しめていたことがよくわかりました。

とは言え、暮らしていると、“大爆発のような怒り”は無くなったものの、ちょっとした“むかつき”が生じます。まだまだだなあと思います。でも、これが無くなれば、私の暮らしは快適そのものになるだろうと思っています。“むかつき”カレンダーは、私の幸福度を高めるための掛替えの無いカレンダーになっています。今年はこれから何個?どんな?“むかつき”が現れ、どんな気付きがあるのでしょうか。とても楽しみです。

教育文化研究所
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