■長阿彌幹生のデンマーク読本
●書名:長阿彌幹生のデンマーク読本
●著者:長阿彌幹生
●出版:教育文化研究所
●発行:2013年11月1日第1刷発行 2015年5月25日第2版発行
【著者の言葉】
2003年に初めてデンマークを訪れて以来、私を魅了し続けている「幸福度世界一の国デンマーク」についての、私の感想やそこで得た気付きなどのエッセイです。デンマークで撮影した100枚近い写真を、ほとんどのページに挿入しました。読むだけでなく、見ても楽しんで頂けるのではないかと思っています。
エッセイは「アリヤ」(※福祉施設に働く障害者の人たちと、そこで作り出されているモノを紹介する福岡発の定期刊行誌)に2009年から3年間にわたって、連載された「長阿彌幹生のなかよし紀行」を中心にしています。デンマークの概要やフォトブックとしてカラーページなども加えてみました。
この10年間で7回ほどデンマークを訪問しました。来月も10日から8回目の視察に出発します。また、教育文化研究所主催の講演会「幸福度世界一のデンマークから学ぶ」をこれまでに13回ほど開催して、デンマークから講師をお招きして講演をして頂きました。このような中で、デンマークが今なぜ、世界中から注目され憧れる国になったかが少しずつわかってきました。私の文筆力では十分に表現できているとは思いませんが、それでも本という形で、その素晴らしさを少しでも紹介できればと思い、一冊の本にしました。
実は、デンマークを訪れる今から10年前、私は自分の社会的活動に行き詰まりを感じていたのです。助け合う社会づくり=なかよし社会づくりについて話す度に、「それは理想だが、現実はそんなに甘くはない」とか、「福祉が充実すると怠けものが増える」とか言われていたのです。当時の私はその意見に対して的確な答えが出来なかったのです。私の中に明確な社会像が無かったからです。
そんな時に介護施設の理事長さんから、「私の施設にデンマークの福祉の理念を反映させたい。長阿彌さんにその現場を見てきてほしい。」という要望があり、デンマークを訪れることになりました。
デンマークの高齢者介護施設を視察して回るうちに、その施設で働く人たち、そこを利用している高齢者の方々、そして行政の人たちに、「人権尊重」や「互恵互助」という考え方=生き方が浸透し、そのような社会が作られていることに気がついたのです。「弱肉強食」「勝ち組・負け組」などの競争主義的、利己主義的な考え方が明らかに間違っていることを再確認することができました。
「人権尊重」や「互恵互助」の生き方、社会システムづくりは、デンマーク人に出来て日本人に出来ないことはないように思えました。当たり前のことを当たり前のように行うこと、それがデンマーク人に出来て、私たちに出来ないことはありません。そう思えると、ぱァーっと未来が開けたような気がしました。それ以来、デンマークの福祉や教育、文化などを学び、視察しながら、どうしたらみんなが良くなるか、どうしたらみんなが幸せになるかを、希望に燃えながら考え続けています。
今回のデンマーク読本はその途上での一つの試みです。この本を読んで下さった方の中から、共に「支え合い」ながら、この新しい価値の創造を目指す人たちが、少しずつ増えていければと思っています。この本がその意味で何かの一助になればと願っています。是非一度、お読み頂ければ幸いです。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
★デンマーク読本(定価500円)は書店で販売していませんので購入は以下の方法になります。
●購入申込:①メール:nakayoshi@kyoikubunka.com
●連絡内容:①お名前(フリガナ) ②郵送先住所 ③電話番号 ④購入冊数
■長阿彌幹生のなかよし読本
●書名:長阿彌幹生のなかよし読本
●著者:長阿彌幹生
●出版:教育文化研究所
●発行:2009年9月20日初版 2018年5月20日第5版
著者が西日本新聞社から依頼され1年間にわたって、毎週執筆連載したエッセイ 「ちょっと心呼吸」からの抜粋を中心にして、新しくエッセイなども書き加えて 一冊の本にしたものです。家族介護のために会社を辞め、介護の日々、そして転 職、・・・。幾多の困難を乗り越えられたのは、多くの人の支えがあったから。 その支えとなった人や事などを、ゆっくりした語り口の文章で綴られています。
●著者からの言葉
本のデザインや構成などをアリヤ出版の藤野幸子さんや神原里佳さんにアドバイ スしてもらったり、挿絵をお父さん研究会の仲間でもある葦ペン画家の中村洋一 さんに素敵な画を提供してもらったり、また、本の印刷は障害者施設福岡コロニ ーさんにお願いして発行することが出来ました。
やっと陽の目を見た「なかよし読本」を手に取りながら、この本は多くの人との “なかよし”無しには出来なかった、多くの人との間から生れた本だとつくづく 思います。まさに、“なかよし”の結晶なのです。
ここまで生きてこれたのは、本当に多くの人の支えがあったからです。自分一人 ではとても生きてこれなかったと思います。あの時にあの人に会えたから、あの 時にあの言葉を聴けたから、・・・・。多くの出会いに恵まれ、その人たちとの “なかよし”な間柄があってこそ今の私があります。
この気持ちを本という形に表そうと思いました。そして、これからの人生を考え ようとしている人たちの参考にしてもらえればと思いました。“なかよし”の中 から生れたほのぼのとした本です。一人でも多くの方に読んでもらえれば、これ ほど嬉しいことはありません。
★購入方法:書店では販売していません。教育文化研究所からの直接販売です。
教育文化研究所の以下のアドレスへ、「なかよし読本購入希望」と書き、お名前とご住所と必要部数をご連絡下さい。私のサインしたものをお送し致します。
★購入申し込みはnakayoshi@kyoikubunka.comまでお申込み下さい。。
■ふくおか不登校読本
「ふくおか不登校読本」(出版:不登校サポートネット)(500円)
・不登校の当事者や支援者の方に是非一読してもらえればと と思います。不登校体験を親や子の立場から語ってもらった対談や、中学卒業後の進路(進学・就職)ガイダンスや 様々な支援の形などを紹介しています。読まれた方が元気になる小冊子です。
★購入申し込みはnakayoshi@kyoikubunka.comまでお申込み下さい。
■ふくおか子ども白書2018 ■ふくおか子ども白書2014
「ふくおか子ども白書2018」
(出版:子どもNPOセンター福岡)(1500円)
「ふくおか子ども白書2014」
(出版:子どもNPOセンター福岡)(特別価格500円)
・編集期間3年間、アンケートに答えてくれた児童生徒数は2300名。執筆者60数名という白書。福岡における様々な課題を取り上げて、それぞれの立場からの分析を加え改善への提案を行っています。地方都市のNPOの力量が証明された子ども関係の支援者にとっての必読書。購入申し込みはnakayoshi@kyoikubunka.comまでお申込み下さい。